tumblr_n28derDv8F1rwkvoio1_500

 

テレビ東京の勢いが止まらない。

 

かつて、民放他局から、視聴率争いで

相手にもされなかった同局だが。

 

最近では、他局を抑えて視聴率トップに

踊り出ることもしばしばあると言います。

 

テレビ離れも叫ばれる現在にあって、

なぜこれほど好調をキープしているのか?

 

その秘密を探ってみたいと思います。

 

スポンサーリンク

 

 

会社概要

 

正式社名 (株)テレビ東京ホールディングス

英文社名  TV Tokyo Holdings Corp.

略称

テレ東、12チャンネル、TX、TV TOKYO、てれと

本社住所  〒105-8012 東京都港区虎ノ門4-3-12

電話番号  03-5473-3001

設立
1968年(昭和43年)7月1日
(株式会社東京十二チャンネルプロダクション)

2010年10月1日
((株)テレビ東京ホールディングス )

業種  情報・通信業

代表者氏名  島田 昌幸

資本金  10,000(百万円) (2014/3現在)

 

経営危機からの脱出

a0002_000241

かつては「NHKの吸収合併」とか

「毎日放送が東京12チャンネル

を買収する」といった噂が出るほど、

経営不振が続いていました。

 

そのうえ、知名度も低く、予算も少ないため

他局と同じことをやっても勝ち目はありませんでした。

 

だから、独自路線を貫いていくしか方法が

なかったのだと言えます。

 

「テレ東はお金がないから企画力で勝負」なんて

褒めてもらっています。

 

「他局に比べて制作費が少ない「おかげ」で、

企画力が磨かれたことは事実でしょうね。」

 

けれど、本音を言えば、「有名タレントを使って

派手にやりたい」と

制作スタッフは語っています。

 

テレビ東京といえば、

ワールドビジネスサテライト」などの

経済番組や、「開運!なんでも鑑定団」、

出没!アド街ック天国」といった長寿番組の

イメージがあります。

 

ただ、これらの高視聴率番組のあとを追うように、

新たな視聴者層にも脚光を浴びるようになってきた

番組があります。

 

スポンサーリンク




人気番組「ローカル路線バス」

 

この番組は、俳優「太川陽介」と漫画家「蛭子能収」のコンビが

女性ゲストを迎え、3泊4日の路線バスの旅を楽しむというもの。

 

これには、「路線バスで制限時間内に目的地に

向かわなければいけない」というルールがあります。

 

普通の旅番組と違って、有名な観光地やご当地グルメ

きっちり紹介することはありませんが、

これが逆に、番組全体の「ゆるさ」に繋がり

好評となっているようです。

 

蛭子さんのわがままマイペースなところが、

何かしでかすのでは」というハラハラ感期待感

もって見ている人も多いようです。

 

「ローカル路線バス」制作費は他局の5分の1?

最近、民放各局の幹部が恐れている番組といえば、

土曜日の特番枠で「ローカル路線バス」です。

 

その理由は、おじさん2人と女性タレントの

脱力感が漂っている、ゆる~い旅番組。

にもかかわらず毎回、12%以上の高視聴率を

たたき出しています。

 

そのうえ、「ローカル路線バス」は1時間当たりの制作費

約600万円と格安。(出演料込みの金額)

 

ちなみに各局の制作費の目安

テレ朝 3500万円
フジ  4000万円
TBS 3000万円
日テレ 2800万円

※ジャンルによっても違います。

 

※2017年より田中要次(俳優)と羽田圭介(作家)による

新シリーズがスタートしました。

同じく好視聴率の「YOUは何しに日本へ?」は

 

日本に来る外国人にスポットを当てている番組です。

 

「成田空港などで外国人を待ち構え、観光場所についていく

という構成になっています。

 

この番組では、ガチで見知らぬ外国人

声をかけているので、大半は断られるそうです。

 

OKをもらえても素人を主役に立てるようなことは、

他局ではマネができないようです。

 

このような、ゲリラ戦法では、あまりにもリスク

高すぎるんでしょうね。

 

一般的に番組作りは、保険をかけています

 

潜在視聴率などから、このタレントを使えばプラス3%

こっちのタレントで2%なんて計算をして

番組を制作しているようです。

 

もし、その番組が面白くなかったら

責任問題になることも・・・

だから、冒険は出来ないということですよね。

 

その結果、同じような番組が多くなってしまい

視聴者が離れてしまったと言われています。

 

一方、テレビ東京は、

制作費が少ないこともあり、何人ものタレントを

使うという発想がありません。

 

よくも悪くも、まともには勝負をしない。

金をかけずに驚き

感動を与えるというゲリラ戦法

染み込んでいるようです。

 

スタッフのアイデアに対しる貪欲な姿勢と

番組の「手作り感」が感じとれます。

それが、他局との差別化につながったんでは

ないでしょうかね。

 

このゲリラ戦法がいつしか「時代の正攻法

なっていた」なんてこともあるかもしれませんよ。